松本地方では江戸時代から夏野菜の供え物とともに
木や和紙の人形を家の軒先に飾り、家内安全と無病
息災を祈る風習がありました。
廃れそうになった時期もありましたが、10年ほど前
から復活の機運が高まりました。
松本市内田の馬場家住宅で開催されている「古民家
で楽しむ七夕さま」では松本伝統の七夕人形や笹飾
り、江戸時代の七夕行事再現に加え松本衣デザイン
専門学校の生徒さんによる現代の七夕人形も展示し
ています。
馬場家住宅長屋門。
武家だけに許された長屋門が、大庄屋だった馬場家
の格式の高さを物語ります。
切妻本棟造りの大屋根の母屋。
立派な懸魚(棟飾り)と雀おどり(おどし)が特徴です。
紙の七夕人形がご案内。
企画展「古民家で楽しむ七夕さま」
勝手場の囲炉裏とへっつい。
短冊飾り。
座敷に飾られた紙の七夕人形。